金先物価格が2カ月ぶり安値に下落、ドル高と米長期金利上昇が重し

弱気影響中

金先物価格は水曜日、米ドル高と米国債利回りの上昇により、金利を生まない金先物の魅力が低下したため、2カ月ぶりの安値に下落した。10月渡しの金先物は1.1%安の1オンス当たり4,113.80ドルで引け、8月上旬以来の安値を記録した。銀先物も軟調で、2.1%安の1オンス当たり59.899ドルで取引を終えた。一方、iShares MSCI Global Gold Miners ETF(NASDAQ:RING)は3.27%下落し、74.60ドルとなった。

この下落は、米ドル指数が0.4%上昇したことで、ドル建てで取引される金が海外の買い手にとって割高になったことが要因である。同時に、米10年債利回りは一時5.361%と2002年以来の高水準まで急上昇した後、5.273%に落ち着いた。利回りの上昇は、金利を生まない資産である金を保有する機会費用を増加させる。利回りとドルに対するこの上昇圧力は、最近発表された9月の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨によって裏付けられた。同議事要旨では、根強いインフレに対処するため、大半の政策担当者が年内にもう一度の利上げを想定していることが示された。市場ストラテジストは、金利がより長期にわたって高水準にとどまるとの予想が、米国債利回りとドルの双方を支え続けていると指摘している。

投資家は引き続き中央銀行の動向とインフレ指標を注視していくことになる。価格下落にもかかわらず、中央銀行は活発な買い手を維持しており、中国人民銀行は9月に金保有高を21トン増やして計2,196トンとし、ほぼ2年連続で毎月の買い増しを記録した。市場関係者は、エネルギーコストの上昇などにより懸念されるインフレ圧力がさらなる金融引き締めを促すのか、あるいは高水準の利回りが引き続き貴金属の重石となるのかに注目している。

ポイント

  • 10月渡しの金先物価格は1.1%下落し、1オンス当たり4,113.80ドルとなり、8月4日以来の安値を付けた。
  • 米ドル指数は0.4%上昇し、米10年債利回りは一時2002年以来の高水準となる5.361%に達した。
  • 米連邦準備制度(FRB)の議事要旨では、根強いインフレに対応するため、大半の当局者が年内の追加利上げを想定していることが明らかになった。
  • 中国人民銀行は9月に21トンの金を買い入れ、23カ月連続の買い越しにより保有残高を2,196トンに拡大した。

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よくある質問

金価格が2カ月ぶりの安値に下落した理由は?

米ドル高と米10年債利回りの上昇により、金利を生まない金属を保有する魅力が低下したため、金価格は下落した。

米10年債利回りの最高値は?

米10年債利回りは一時5.361%と2002年初頭以来の高水準を記録した後、5.273%に落ち着いた。

中国の中央銀行は9月にどれだけの金を購入したか?

中国人民銀行は21トンの金を購入し、総保有量を2,196トンに増やした。これで23カ月連続の購入となる。