アリババ、530億ドルのインフラ投資計画でAIクラウド展開を拡大

強気影響大

アリババ・グループ・ホールディング(NYSE:BABA)は、2032年までに世界で20ギガワットを超えるデータセンター容量の構築を目指し、3年間で530億ドルを投資する計画を発表して人工知能(AI)事業を拡大しています。この取り組みには、拡大するクラウド需要に対応するため、従来のM890チップの3倍の性能を誇る新型AIチップ「Zhenwu V900」の投入とともに、欧州や中東へのプロジェクト拡張が含まれています。

この積極的な展開は、6月期のクラウド・コンピュート部門の売上高が前年同期比45%増の71億ドルに達し、そのうちAI関連製品が18億ドルを創出したことを背景としています。同部門の調整後EBITAは133%増の8億3,000万ドルに成長しました。発表を受けてウォール街のアナリストが目標株価を引き上げたことで、アリババの株価は5.36%高の111.40米ドルまで上昇しました。クラウドサービスの好調さは、顧客管理売上高が約5%減少したもののEC調整後EBITAが2%増加した小売り部門のまち打ちな業績を補う形となっています。

投資家は、10月下旬から11月中旬の発表が見込まれるアリババの9月期決算に注目しています。市場コンセンサス予想では、売上高は前年同期の2,478億人民元から2,711億2,000万人民元へ、1株当たり利益は4.36人民元から10.97人民元へ拡大すると見込まれています。市場ではまた、海外市場で計画されているデータセンター建設の進捗状況やクラウド事業の拡大動向についても注視していく方針です。

ポイント

  • 6月期のクラウド・コンピュート部門売上高は前年同期比45%増の71億ドルとなり、AI製品が18億ドル寄与しました。
  • アリババは新型AIチップ「Zhenwu V900」を発表し、データセンター容量の増強に向けてM890の3倍の性能をアピールしました。
  • 同社は、2032年までに世界のAIデータセンター容量を20ギガワット超へ拡大するため、3年間で530億ドルの投資を計画しています。
  • バンク・オブ・アメリカは同社株の目標株価を178ドルに引き上げ、「買い」の投資判断を維持しました。
  • 9月期のコンセンサス予想では、売上高2,711億2,000万人民元、1株当たり利益10.97人民元と見込まれています。

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よくある質問

アリババのAIインフラ投資計画とはどのようなものですか?

アリババは、欧州や中東での拡張を含め、2032年までに世界で20ギガワットを超えるデータセンター容量を目指す3年間・530億ドルのAI投資を計画しています。

6月期におけるアリババのクラウド部門の業績はどうでしたか?

アリババのクラウド・コンピュート売上高は、AI製品からの18億ドルに牽引され、前年同期比45%増の71億ドルとなりました。同部門の調整後EBITAは133%増の8億3,000万ドルに達しました。

アナリストはアリババの9月期決算についてどのように予想していますか?

コンセンサス予想では、1株当たり利益が10.97人民元、売上高が2,711億2,000万人民元と試算されており、前年同期の4.36人民元および2,478億人民元から増加すると見込まれています。