豪10年債利回り、5.4%を下回る水準に低下

弱気影響中

オーストラリア10年物国債利回り(TVC:AU10Y)は、15年ぶりの高水準から反落し、5.4%の節目を下回る水準で推移しました。この低下の背景には、国債入札における旺盛な投資家需要を受けて米国債利回りが大幅に低下したことがあります。米国債利回りの低下は、数週間にわたる激しい売りを経験した世界の金融市場に、待望の安堵感をもたらしました。

さらに、原油価格の下落も利回りへの上昇圧力を和らげる要因となりました。トランプ大統領の発言が米国とイランの建設的な協議を示唆したことで、地政学的緊張の激化に対する懸念が和らぎ、原油価格は下落しました。この変化により、エネルギー主導のインフレや、中央銀行が金利を長期にわたって高水準に維持する必要性に対する投資家の懸念が後退しました。

市場の関心は現在、近く発表される国内の経済指標へと移っています。オーストラリアは来週、9月の雇用統計を発表する予定です。これに先立ち、8月の同国の失業率は予想外に4.6%へと上昇していました。もし失業率の上昇が続けば、先月政策金利(オフィシャルキャッシュレート)を4.60%に引き上げたオーストラリア準備銀行(RBA)による追加の金融引き締めの根拠が弱まる可能性があります。現在の市場価格が織り込む利上げ確率は、11月が30%、12月は46%に上昇しています。投資家はまた、10月13日に予定されている中央銀行の理事会議事要旨の公表や、今月後半に発表される第3四半期消費者物価指数(CPI)の報告にも注目しています。

ポイント

  • オーストラリア10年物国債利回りは、15年ぶりの高水準から反落し、5.4%の節目を下回りました。
  • 米国債入札における旺盛な投資家需要が米国債利回りを押し下げ、長期にわたる売り局面の後に世界市場へ落ち着きをもたらしました。
  • トランプ大統領が米イラン間の建設的な協議に言及したことを受けて原油価格が下落し、エネルギー関連のインフレ懸念が和らぎました。
  • 8月の同国の失業率が予想外に4.6%へと上昇したため、来週発表される9月の雇用統計への注目度が高まっています。
  • 市場の織り込みでは、利上げ確率は11月が30%、12月が46%となっています。

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よくある質問

なぜオーストラリアの10年物国債利回りは低下したのですか?

利回りは15年ぶりの高水準から5.4%を下回る水準まで低下し、米国債利回りの急低下に追随しました。米国債利回りの低下は、国債入札における旺盛な投資家需要が引き金となったほか、原油価格の下落もインフレ懸念を和らげる要因となりました。

現在のオーストラリア準備銀行の政策金利はいくらですか?

先月の利上げを経て、現在の政策金利(オフィシャルキャッシュレート)は4.60%となっています。

オーストラリア準備銀行は次の理事会議事要旨をいつ公表しますか?

中央銀行は、10月の政策決定会合の議事要旨を10月13日に公表する予定です。